📋 作品情報
| サークル名 | アオイ電脳 |
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| 発売日 | 2023-06-09 |
| 価格 | 990円 |
| ジャンル | マンガ逆転無し同級生/同僚ラブコメソフトエッチくすぐり言葉責め男性受け本番なしDLsiteアワード!!注目マンガ・CG作品の特集です! |
くすぐられたことを思い出して、なぜか興奮してしまった経験——ないですか?
たぶん「ある」と言える人は少数派のはずで、でもその少数派に向けて、ここまで誠実に作られた漫画がある、という話をさせてください。
アオイ電脳(葵井ちづる先生)の『うしろの席のあいつ』、DLsite価格990円、121ページ、評価は星4.8(4000件超)です。
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**この作品の核心は「じゃれ合いとエロの境界線がどんどん曖昧になっていく過程」にあります。**
後ろの席の女子・沢崎に日常的にくすぐられている主人公の幸田。ある日の罰ゲームをきっかけに、くすぐられた記憶が性的な興奮と結びついてしまい——そこからが本番です。
叡智シーンのバリエーションや過激さよりも、**「気持ちいいのに恥ずかしい、恥ずかしいのに気持ちいい」という主人公の精神状態の揺れ**を丁寧に描くことに、この作品は全力を注いでいます。前半100ページ近くかけて積み上げた日常のからかい描写が、後半の怒涛の責めシーンの破壊力を何倍にも引き上げる構造になっていて——読んでいると、いつの間にか主人公の感覚と完全に同期している自分に気づきます。
女子ふたりは服を脱がない。本番もない。それでも心拍数は普通に上がる。「女性の裸こそがエロの全て」と思っていた人が、この作品で価値観を更新した、という声が複数あるのも納得です。
**賛否で言うと、女の子ふたりがやや余裕のある大人びた振る舞いをしている点**は気になる方もいるかもしれません。主人公の葛藤をもどかしく見守るような、少しだけ達観した距離感のある攻め方です。「もっとふたりにもドキドキしてほしかった」という感想も理解できる。ただ個人的には、その余裕こそがソフトマゾとしての「品」を担保していると感じました。
990円で121ページ、この密度は正直コスパが高い。
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弱みを握られて、でも欲求には逆らえなくて、そのぐちゃぐちゃな感情ごとくすぐられ続ける幸田くんのことが、読み終わったあとも少しだけ頭に残ります。これ、青春だな、と思いながら。






